「どんな映画にも、きっと良い点がある」をモットーとして、主にB級映画のレビューや紹介、おすすめ等を淡々と書いてゆくブログです。

宇宙戦争 バトル・オブ・ダークサイド・ムーン のレビューです(総合評価D)

(画像:Amazon商品ページより引用)

レンタル版を視聴しました。吹き替えはないです。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編からどうぞ。

【予告編】

【あらすじ】

未来世界を舞台に、月の裏側に追いやられた勢力と地球軍との戦いを描いたSFアクション。月の資源をめぐり、激戦を繰り広げる追放軍と地球軍。追放軍の歩兵部隊・ドルンたちは地球軍の目から逃れるため、人類未踏の月の裏側へと足を踏み入れるが…。(あらすじ:Amazon商品ページより引用)

ストーリー………D
CGの質…………C
キャラクター……D
設定………………D

総合………………D
おすすめ度………D

【良い点】
・いやー……

【悪い点】
・中身スッカスカ
・クソガバ設定
・宇宙服がダサい

とりあえずストーリーがスッカスカで中身が全然ないので退屈必至です。それに咥えて、クソみたいにガバッた設定から繰り出される超展開に置いてけぼりを喰らうこと間違いなしという力作でした。結局この映画はどこに向かいたかったのか、コレガワカラナイ

【以下、ネタバレ注意!】

とりあえず宇宙服がダサすぎるんだよね、それ一番言われてるから。

さて今作ですが、ムーンレイスがアースノイドとガチバトルしていたら実は月は35億年前に核爆発があってそれが地球の生命誕生のきっかけとなったのでこのことを公表すれば戦争が終わるぞバンザーイ! というお話です。(自分で何書いてるのか)これもうわかんねぇな?

では早速、今作の詳細を見てゆきましょう。まずは良い点から……と言いたいところなのですが、大変残念なことに、今作には良い点がありません。頑張って探したんですけれど、戦闘CGのクオリティが悪くはないということくらいしか思いつきませんでした。しかもそれについても、そもそも戦闘自体が今作にはほとんどない&やたらと画面がチカチカしてイラつく&バイザー越しの映像が多すぎて見にくいなどの不満がボコボコ出てくるので良い点に挙げるに挙げられず……。まあ、どのみち悪くはないという程度なのでスルー。

というわけで、以下には酷評しかありません。では前置きもしたところで、早速イクゾー!

今作の悪い点は、中身がスッカスカ過ぎるということと、設定がガバすぎるということ、そして何より、宇宙服がクッソダサいということの三点です。

まずは宇宙服のダサさについて。今一度今作のパッケージを見ていただきたいのですが、そこにはハイテクな宇宙用戦闘服を着たオッサンたちが映っていましたよね。これを見て「いや言うほどダサくなくね?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと今作にこの宇宙服は出てきません。出てくるのは、まるでダンボールに色塗って作ったんじゃねーかと思うほどカックカクでガッタガタなクソダサデザインの宇宙服もどきだけ。もうこの時点でテンション駄々下がり。

続いて気になったのがストーリー。それもそのはず、この映画、びっくりするほど中身がないんです。この映画のストーリーとしては、序盤に月面で大規模()な戦闘が発生し、そこで孤立した一小隊が救助ポイントまで移動する……という内容なのですが、最終盤に至るまでガチでこれしか中身がない。

その間に起こるイベントというと、パトロールドローンとちょこっと接敵する以外にはクッソ下らない会話シーンと至極どうでもいい会話シーンと中身のない会話シーンくらいしかなく、救助まで時間がないない言いながら、ちょこちょこ立ち止まって喧嘩したり言い争ったり自分語りを繰り広げたりとそれはもう目も当てられない惨状が終始続くのでもうこの時点で退屈必至

しかしこの映画、それだけでは終わりません。それに追い打ちをかけるかのように、今作ではクッソガバガバな設定もスカスカストーリーと同じくらい輝いているのです。それはもうクッソ中身のない展開を散々見せつけた後に、主人公たちが「月は35億年前に地球人以外の生命体の手による核爆発によって軌道を修正されていたんだ!」と突然訳の分からないことを喚き出したかと思えば、それに納得した仲間たちが「これを公表すれば地球軍とムーンレイスとの戦争が終わるぞやったー」とか超飛躍した話を突然持ち出す程度には設定が狂っています。

そもそも一介の遭難小隊如きが救助待ちのついでに行なったようなガバガバ調査で判明するような月の地質に関する重大な事実を、「今まで誰も月の地表なんて測ってなかったので今更判明するのもしゃーない」とか言い出すのは説明放棄以外の何物でもないと思うんですけど。というか月の地表の調査なんて移民の段階でやってるだろオラオラ。

総評ですが、宇宙服はダサダサ、話の中身はスカスカ、設定はガバガバと良いところがまるでなく、唯一標準レベルの出来には達しているであろう戦闘シーンについても、そもそも序盤を除いてまともな戦闘が発生しないのでお話にならず……とあまりにも酷い出来でした。

またこの映画、色々な宗派の話を出してみたり、35億年前の話を突然持ち出して来たり、地球軍とムーンレイスとの戦争をテーマにしたり、と話のスケールばかりを広げたがる傾向があるのですが、内容がこのスケールの大きさに全く付いてきていないので、全体的にとっ散らかっていて話にまとまりが全然ない、というのも付け加えておかねばなりません。ハッキリ言って見るだけ時間の無駄なので、これを見るくらいなら他の映画、見よう!

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