「どんな映画にも、きっと良い点がある」をモットーとして、主にB級映画のレビューや紹介、おすすめ等を淡々と書いてゆくブログです。

ナチス・オブ・ザ・デッド のレビューです(総合評価C-)

(画像:Amazon商品ページより引用)

国籍 ドイツ
製作 2015
販売 Happinet

まず注意点として、この映画POVです。(画面揺れ)いやーキツいっす、という方はご注意を。内容としては、面白くなくはないけど面白くはないよ。

なんかすごく眠かったことだけは覚えている(超曖昧記憶)

レンタル版を字幕で視聴しました。吹き替えはないです。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編から。

【予告編】

【あらすじ】

“ドイツ南部、バイエルン州の村オーバーアマーガウに住むマーカスとトーマスは古いユダヤ人の日記に記されたドイツ軍WW II 地下軍事基地の場所を特定。第三帝国の失われた秘宝が隠されていると言われるこの基地に探検に出る。その立入禁止区域内の 洞窟に双方向ラジオと3Dカメラを持ち込み、侵入。そしてマークスはその場所が、米軍の監視下にあるシークレットゾーンだったことを 初めて知るのだった。それ以上に彼らが知らなければいけないこと-。それは第二次大戦後70年間に渡り、ナチスの秘宝を守り続けてきて、 ゾンビと化したナチスの残党がその洞窟に潜んでいたのだった。そしてこのゾンビたちは70年間もの間、何も食べていなかった・・・! 今、米軍とゾンビたちに囲まれて、マーカスとトーマスの生と死を賭けた壮絶なデッドレースが始まる!(あらすじ:Amazon商品ページより引用)

ストーリー………C
ゾンビの質………C
キャラクター……C
設定………………D

総合………………C-
おすすめ度………C

【良い点】
・テンポは悪くなく戦闘も多いので見てはいられる

【悪い点】
・思いつき展開連発のガバ設定
・見所があまりなく単調な展開

内容はペラペラかつ設定はガバガバですが、ゾンビの質はまあまあ、テンポの良さはそこそこ、戦闘もたくさんあるけど見どころがあんまりないという、はっきり言って反応に困る微妙な映画でした。面白くなくはないというのがせめてもの救いですが、面白くはないのでダメだやっぱ(諦め)

【以下、ネタバレ注意!】

期待の割には地味で盛り上がらない内容だった映画のレビュー、はじまるよ!

とりあえず猛烈に眠くて何度か意識がイキかけたことだけは覚えています(ガバ記憶)

さて今作ですが、お宝の情報を掴んで米軍管理下のバンカーに乗り込んでみたところ、そこにはナチスのゾンビどもがうじゃうじゃいて襲われる、という内容です。でもこれだけでは寂しいと思ったのか、今作には余計なサプライズな追加要素も! では早速内容を見てゆきましょう。まずは良い点から。

今作の良い点は、話のテンポは悪くなく、戦闘も多いので見てはいられるということです。見てはいられる(激眠)

この映画、後述しますがあまり見どころがなく、展開も単調で中盤以降は特に辛いものがありますが、前半のテンポは悪くない、というのは嬉しいところ。ゾンビの登場までが遅くなく、ゾンビ登場以降は戦闘も多めに配置されているので、無駄話ばっかりで話が全く進まない、という事態には陥りません

その後も、エイリアン参戦、米軍乱入、ヒトラーゾンビ降臨、安定の核爆発オチに至るまで終始テンポは悪くなく、最後までリズムを崩すことなく走ることが出来たと言って良いと思います! リズムは崩れなかった(リズム自体が良かったとは言ってない)

では、続いて悪い点を。今作の悪い点は、何も考えてないガバ設定の連発と、単調極まる展開です。特に後者は辛いですね、これは辛い……。

まずこの映画、言わずもがな設定についてはかなりガバガバです。ゾンビと戦っていたはずが、何の説明もなく突然エイリアンが出て来るのはまだまだ序の口、最後の最後までゾンビについてもエイリアンについてもその正体に関する言及は一切なく、ヒトラーゾンビも一発ネタ以外の何物でもないというかなり酷い仕様。ゾンビ然りエイリアン然り、全体的に何も考えずにノリだけで出しました感がかなり強いので、激怒とまでは行かないまでもいろいろと真顔になる仕様でした。

しかしそんなガバ設定など、このお祭りバトル映画においては誤差の範囲。それもそのはず、今作における一番の問題は、盛り上がりが少なく単調な展開だからなのです。今作、話のテンポ自体は悪くなく、最後までリズムを崩さずに走り切ったと言いましたが、そのリズム自体というか展開が単調過ぎてだんだん飽きてくるというのがかなり痛い。

基本的に戦闘と逃げの繰り返しで話の中身がスッカスカなのに咥え、探索というか先に進んでゆくことで得られる収穫や新情報などもほぼないため、ただバンカーに入って申し訳程度のお宝を見つけた後はひたすらに脱出目指して動き回るだけ……というのは見ていてなかなかキツいものがあります。

エイリアンやヒトラーゾンビの介入などもありますがいずれも一発ネタ感が否めず、乱入した米軍もおまけ程度の要素にしかなっていないのでやはり単調さは否めません。今作を見ていて死ぬほど眠くなった原因は、視聴開始が深夜だったからというだけではなかったようです。

総評ですが、ゾンビの登場もそこそこ早く、見れなくはないんですけど面白くはない、というなかなか中途半端な仕上がりでした。一番の見せ場であるヒトラーゾンビ登場シーンは確かに笑えましたが、そのシーンを映画冒頭にも入れるという謎采配のせいで2回目登場時はたいした盛り上がりもなく……やはりタイトルオチでした。

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