「どんな映画にも、きっと良い点がある」をモットーとして、主にB級映画のレビューや紹介、おすすめ等を淡々と書いてゆくブログです。

人喰い怪物ゴブリン のレビューです(総合評価C)

(画像:Amazon商品ページより引用)

国籍 カナダ
製作 2010
販売 アメイジングD.C.

ド直球タイトル嫌いじゃないけど好きじゃないよ

レンタル版を吹替えで視聴しました。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編からどうぞ。

【予告編】

【あらすじ】

ハロウィンを目前にしたある日、一家は静かな田舎町にやってきた。一見穏やかであるが閉鎖的な住民たちは、一家の赤ん坊を見て態度を変える…。この町には暗い過去にまつわるある伝説があったのだ。ハロウィンの日に、ゴブリンが人を殺して赤ん坊を奪いにくるというのだ。そして森に囲まれた彼らの家に、何かが襲い来るー!(あらすじ:Amazon商品ページより引用)

ストーリー…………C
モンスターの質……C
キャラクター………C
設定…………………C

総合…………………C
おすすめ度…………C

【良い点】
・モンスターのCGは良く出来ている

【悪い点】
・盛り上がり不足

滅茶苦茶平凡というか普通というか、面白くなくはないんだけど面白くはないというか、評価できる点もあんまりなければ酷いと思える部分もあんまりないので正直言って書くことないです。

【以下、ネタバレ注意!】

平凡すぎて逆に貴重に見えてきた(錯乱)

さて今作ですが、ド田舎の村に越してきた一家が、伝承に残る怪物ゴブリンに赤ちゃんをさらわれたので取り戻すべく奮闘するというお話です。まあ、実はその赤ちゃんをさらった犯人はゴブリンではなく……。

さて、では早速良い点悪い点見てゆきたいのですが……実は今作ですね、かなり平々凡々というか標準的というか普通な仕上がりの作品でして、先述の通り書くことが全然ありません。話のテンポは良くも悪くもなく、キャラは特質すべきことがなく、ストーリーも多少捻ってはありますが評価できるほど面白いわけでもなく……とこういう具合で。

しかしそんな今作にも、一点だけ標準レベルに収まらない良い点があります。それは、ゴブリンのCGの出来が良いということです。

この映画の看板モンスターであるゴブリンさんですが、とりあえずCGのクオリティはなかなかの物。特にぎこちなさもなければ違和感もなく、割とぬるぬる動くのでB級モンスターとしてはなかなかの高水準だったと思います。

ただですね、これにもバッチリ問題がありまして……その問題とは、話の都合上モンスターの出番が不足しているというか、言ってしまえばモンスターの魅せ方があまり上手くないことなのです。今作に登場するゴブリンくんですが、普段は全身ローブを羽織っているためただの不審者にしか見えず、しかもローブを脱ぐのはかなり終盤なため、モンスター感を全く見せつけてくれません。

しかも彼、ローブ装備時は引っ掻きによる即死攻撃くらいしか繰り出してこないので、殺害方法がワンパターンで絵面的にもかなり地味と、モンスターとしてはかなりの迫力不足に頭を悩まされます。まあ、ローブ羽織りっぱなしというのは予算の関係もあるのでしょうが、折角モンスターを出すのなら殺害方法くらいはバリエーションを持たせてほしかった。

とまあ、モンスターがこんな調子、かつストーリー的にも起伏に乏しいので全体的になかなかの盛り上がり不足、というのが今作一番の悪い点でした。まあ、ストーリー自体は多少の捻りもあり、内容的にも悪くはないのですが、かといって良くもないという感じで……なんとも微妙です。

総評ですが、はっきり言ってパッとしない地味な内容の映画であるためかなり印象が薄いです。どちらかというと標準ほんの少し上くらいの出来だと思うのですが、良くもなければ悪くもないという評価が個別の要素で見た時にも当てはまってしまうような内容なので、それがさらに印象の薄さを加速させているというか……。

逆に言うと、なかなか堅実な作りで面白くない訳ではなく、ストーリーも悪くないので見てもさして損はない……かもしれません。今回かなり中身スカスカで歯切れの悪いレビューになっている気がしますが、マジで書くことがないので許してください、なんでも

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