「どんな映画にも、きっと良い点がある」をモットーとして、主にB級映画のレビューや紹介、おすすめ等を淡々と書いてゆくブログです。

ピラニアシャーク のレビューです(総合評価D)

(画像:Amazon商品ページより引用)

国籍 アメリカ
製作 2014
販売 アメイジングD.C.

パッケージは……パッケージは面白そうやったんや……(中傷)

レンタル版を字幕で視聴しました。吹き替えはないです。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編からどうぞ。

【予告編】

【あらすじ】

“決して創造してはならなかったハイブリッド(異種交配)キラー!! 新たな生物兵器として研究開発中の異種交配ザメ、通称「ピラニアシャーク」。 ある事情で開発計画が頓挫し、多額の損失を出した開発会社はピラニアシャークを家庭で飼えるペットとして一般向けに売り出すことに。 すると物珍しさに注文が殺到、大量のピラニアシャークたちが出荷されていく。しかし、彼らの生命力と繁殖力は半端なかった! ニューヨークの下水管に放たれたピラニアシャークは、街中の配水管をめぐりとてつもない勢いで繁殖し、殺戮マシーンと化す。 この非常事態に米軍はニューヨークへの核攻撃を宣言。市民に避難命令が下される。 ピラニアシャーク唯一の弱点を発見した害虫駆除業者のジャクソンたち3人は、ニューヨークを救うために立ち上がる!(あらすじ:Amazon商品ページより引用)

ストーリー………D
シャークの質……C
キャラクター……D
設定………………D

総合………………D
おすすめ度………D

【良い点】
・頭を絞って一生懸命考えたんですが何も思いつきませ

【悪い点】
・その場の思いつきレベルの脚本と展開の連発
・一切盛り上がってこないストーリー

まあサメの襲撃はそこそこあるしイベントも結構起こるので見てはいられます。ただし、足並みを揃えようという気がまるで感じられないぐちゃぐちゃな展開の連発と、恐ろしく盛り上がりのない話が続くため絶望的に面白くないです。おススメはしません。

【以下、ネタバレ注意!】

思考停止核弾頭アルコールの連打は止めろ(威圧)

とりあえず核弾頭撃って解決しようとする&アルコールに頼るスタイル嫌いじゃないけど好きじゃないよ。

 さて今作ですが、遺伝子操作で生み出した生物兵器の出来損ないをペットとして販売しよう! という設定の映画です。この時点で既にガバガバ。
 さて、ではこれといって書くこともないので、早速詳細な内容を見て行きましょう。まずは良い点からーーと、いつも通り始めたいのですが……今作の良い点なのですけれど、すごく頑張って考えたんですがマジで何も思いつかなかったので、以下は悪い点を述べるだけのコーナーになります。
 一応擁護しておくと、今作はイベントがそこそこ豊富に起こる&シャークが人を襲うシーンはまあまああるため、なんとか見てはいられます。今作の良い点をなんとか挙げるとすれば、これですね。

しかしこの良い点?も、ガバすぎる脚本と滅茶苦茶な構成、盛り上がり皆無な展開たちの前では完全な無力と化していました。 とりあえず監督は歯ぁ食いしばれ、修正してやる。

 というわけで、以下は悪い点を列挙。今作の悪い点は、ストーリーと設定に関連する脚本展開構成、正直この辺りは全部悪かったと思います。
 一番酷かったのは、話の構成といいますか、話同士の繋ぎ方がおかしいことです。今作は、害虫駆除を生業とする主人公たち業者チームと、ピラニアシャークを開発したサイドの人たち、プラスして、行政的な対応を迫られる市長チームの3者の話が主軸となって展開されるのですが、この3つの視点の繋ぎ方が下手すぎて話にまとまりが全くないのです。
 そもそも今作、視点一つ一つで見たところで、尺の都合からか話が唐突に展開される傾向が強いのですが、1つでさえそれなのに、そんな視点が3つも。それらをわざわざバラバラに切り刻んで、無造作に1枚の紙の上に貼り付けたかのようなガバ調整を施された結果、産まれたのがこれです。
 そしてこんなクソ構成の今作ですから、そもそも話が盛り上がるはずがないんですよ。市長室で核爆弾投下の話が出ている場面と、主人公たちがバーで馬鹿騒ぎしている場面が同列に扱われるような作品ですからね、思いつきレベルの展開をただ羅列しているようにしか見えません。
 唯一、ラスト付近は盛り上がるかのような気配を見せますが、それまでの統一感のなさすぎる話の構成と何をしたいのか分からない展開の連続を前に見事に不発。おまけに、ラスト付近もやっぱりてきとーに考えたとしか思えないその場のノリ重視の展開がぶっこまれ盛り上がりもクソもないまま終了。いったい何がしたかったのか。
 総評ですが、イベントはよく起こるので見れはするけれども全く面白くない駄作、以上です。サメのCGも標準ないしそれ以下レベルでしかないため、数あるB級謎サメ映画の中でわざわざこれを選ぶ理由は皆無と言えるほど。よほど物好きの方以外、見る必要はないと思います。
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