「どんな映画にも、きっと良い点がある」をモットーとして、主にB級映画のレビューや紹介、おすすめ等を淡々と書いてゆくブログです。

ヴェロキラプトル のレビューです(総合評価C-)

(画像:Amazon商品ページより引用)
 
邦題がド直球極まりない新作恐竜映画のレビュー、始めます。

それでは、まずは本作の基本情報、あらすじ、予告編からどうぞ。

  • 国籍 アメリカ
  • 製作 2021

あらすじ

カリフォルニアの砂漠地帯。車が故障し、荒野をさまよったジュリアとカイルのカップルはゴーストタウンにたどり着く。レイという奇妙な男と出会い、泊めてもらうことになる。だがそこは、狂った科学者の実験により現代に蘇った恐竜《ヴェロキラプトル》が棲む、呪われた町だった。ヴェロキラプトルに襲われ絶体絶命の危機に陥るジュリアとカイル。悪夢の猟場と化したゴーストタウンから、生きて脱出することは出来るのか?

Amazon商品ページより引用)

予告編

ストーリー
キャラクター
恐竜の質
設定
総合 C-

良い点

  • ラプトルのCGの出来は悪くない

悪い点

  • 展開が雑
  • 絶妙に盛り上がりに欠ける

 タイトルの通り、出て来る恐竜はヴェロキラプトルのみ、しかも1頭だけという、あまりにも思い切りのよい映画です。ぶっちゃけ可もなく不可もなく──いやどっちかというと不可寄りな作品ですが、ラプトルのCGレベルはそれなりに高い&本編が短いので飽きる前には終わりました。

 
ここから先のレビューには、ネタバレを含む場合があるわ。未視聴の方は注意してね。
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 ヴェロキラプトル(検索に引っかからないタイトル)

 もうちょっと検索しやすい邦題考えてもろて……一応、「ヴェロキラプトル 映画」で検索すれば出てきますが、1年しないうちに埋もれてそう

 さて今作ですが、タイトル通りラプトルしか出ない映画です。かつ、普通ラプトルといえば、(主にジュラシックパークの影響で)群れで狩りをするイメージがありますが、今作に登場するのは1頭だけという思い切った塩梅。一応、本当の最後の最後に思いっきりジュラパ&ロストワールドを意識しまくったティラノサウルスもゲスト出演します。

 それでは早速、今作の良い点悪い点を見ていきましょう。まず良い点ですが、これはラプトルのCGの質は悪くないことが挙げられます。

 今作に登場するのは1頭のラプトルだけ、ということはお話しした通りですが、幸にしてこの子のクオリティは、B級恐竜映画としてはわりかし高め。CG感強めですが動き自体はちゃんとしており、全然見ていられるレベルに収まっています。

 また、前半はジュラパに見られたような「影」や「鳴き声」を用いた間接的な演出が多めに採用されており、これも評価できる点。安易に恐竜出ずっぱりで、「見飽きたな」となることが少なくなるよう工夫自体はされている、と感じました。

 では、続いては悪い点。今作の悪い点は、なんとも雑さ極まる展開と、絶妙な盛り上がらなさです。

 兎にも角にも、今作はとにかく展開が雑。例えば、「なんで迷い込んだゴーストタウンにラプトルが?」という肝心な部分について、説明らしい説明がほぼないのはまず気になるところ。「全体的にコメディ調だし、説明を省いてとっとと恐竜出すこと自体は一概に悪いとはいえない」と目を瞑ったとしても、他にも雑ポイントは多々。

 例えば、主人公たちがゴーストタウンに迷い込んできた夜に、それとはなんの関係もなくたまたま恐竜が逃げ出す都合の良さだとか、そもそも鳴き声も聞こえるくらいすぐ近くで恐竜飼ってる変人がいたのに、ずっとタウンに住んでた住民がそのこと一切知らないのは流石に無理がないかとか、ラストの「ロストワールドパロやりたいだけやろ」な、何の脈絡もない無理矢理なティラノの出演とか……。いくらなんでも、脚本がガタガタすぎる気はします。

 かつ、ラプトル1匹に全て頼っているせいか、盛り上がりが絶妙に薄いのも気になる点。というより、マトモな登場人物がモブキャラ含めて全部で4人+犬のみしかおらず、そのうち喰われるのは1人と犬だけ。かつ、どちらも喰われるシーンどころか死体すらハッキリとは映らず、欠損描写などもまるでないので、絵面的に大変地味であることは否めません。

 まあ、見知らぬ土地でラプトルに襲われ、終始ゴーストタウンを逃げ惑う、というコンセプト自体は悪くはないものの、やはりラプトルが1頭だけ、かつ襲われるシーンもお粗末となると、流石に1時間という短さを考慮しても退屈気味と言わざるを得ません。まあ逆に言えば、この内容で90分映画なら確実にダレまくっていたでしょうから、1時間で見切りをつけたのは偉いとも言える……でしょうか。

 というわけで総評ですが、肝心のラプトルのクオリティ自体は全く悪くはないものの、全体的に展開が雑、かつ盛り上がりも不足しているため、控えめに言っても「面白かった」とは言いにくい作品であるように思います。まあ、時間が短いのも相まってそこまで悪い映画ではありませんが、圧倒的に特長や強みに欠けるので、わざわざ勧めるほどでもないという。

 なお余談ですが、本編自体は80分の映画なんですけど、今作なんと、最後の15分程度はまるまるエンドロールとなっております。かつ、制作人数などが大掛かりで流す文字量が多い──ということは当然なく、単純に行間がビックリするほどがスッカスカな上に、10倍速してやっと普通の映画のエンドロールくらいのスピードという激遅仕様なので、イライラ間違いなし。ジュラシックシャークかお前は。

今回のレビューは以上です。お読みいただき、ありがとうございました!
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