「どんな映画にも、きっと良い点がある」をモットーとして、主にB級映画のレビューや紹介、おすすめ等を淡々と書いてゆくブログです。

ゾンビ・レックス ジュラシック・デッド のレビューです(総合評価D+)

(画像:Amazon商品ページより引用)
 今回の映画はこちら。ゾンビどうこう以前にTレックスに噛まれたら即死だろとか野暮なことを言ってはいけない(戒め)
 さて今作ですが、レンタル版を吹き替えで視聴しました。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編からどうぞ
【予告編】
【あらすじ】
殺人ゾンビ恐竜が人類に襲い掛かるSFアクション。隕石の衝突により、すべての電子機器が不能になったアメリカ。砂漠の真ん中で立ち往生していた国民軍チームと4人の若者たちは、ウォジック・ボーグ博士の秘密施設にたどり着くのだが…。(あらすじ:Amazon商品ページより引用)
ストーリー………D
恐竜の質…………C
キャラクター……C
設定………………D
総合………………D+
おすすめ度………D
【良い点】
・ゾンビレックスの動きとかちょっと頑張ってる感ある
【悪い点】
・ストーリーがスッカスカ
・話のテンポが死ぬほど悪く無駄がとにかく多い
・設定が雑
 ぶっちゃけ全く面白く無いです。特に、どう考えても30分あれば終わるような話を、引き伸ばして引き伸ばして薄めまくって90分にしてきたところが本当にクソ。見なくて良いと思います。
【以下、ネタバレ注意!】
 面白みが全く感じられない。
 さて今作ですが、恐竜×ゾンビという「美味いものと美味いものを混ぜ合わせるとすげー美味いものが出来る」理論を実践した結果、見事生ゴミが出来上がった、みたいな作品です。いや正確にいうと、ゾンビレックスくん自体の出来はそこまで酷いわけではなく、単にストーリーがゴミクズなだけなので、「素材は悪くなかったけど料理人が全部灰にした」と言ったほうがいいかもしれません。でもまあどっちにしろ食えたもんでは無いという点では同じなのでセーフ。
 さて、では早速ですが、今作の評価を見ていきましょう。まずは褒めるべきところだけサクッと褒めます。
 今作の良い点は、ゾンビレックスくんの動きはちょっとだけ頑張ってる感があるということです。
 今作のメインとなるゾンビレックスくんですが、幸いなことにこの子自体の出来はさして悪くはありません。個人的に何よりもポイントが高かったのは、フルCGではなくちゃんと模型も使ってくれているという点です。B級映画だと、この辺はこだわってくれない作品も多いところなんですが、やっぱり模型はいいぞ。
 まあ、そうは言ってもCGも結構盛り盛りされてましたが、それを含めてもレックスくんの動き自体はそこまで悪くはなかったと思います。まあ、所々酷い部分はありましたが。思った以上にサイズが小さいし……でもまあ全体的に見れば、レックスの出来は及第点といったところでしょう。
 と言うわけで、良い点終わり。ここからは悪い点を。
 今作の悪い点は、設定の雑さと、何よりストーリーがスッカスカでテンポがクソ悪いところです。これがまあ酷いのなんの。
 まず設定なんですけど、これがもう本当に意味分からん事が多すぎて話が全然頭に入ってこない。話自体は非常にシンプルで、謎の施設内に迷い込んで(潜入して)みたら、そこでキチガイ博士がゾンビレックスの研究しててそいつにつけ狙われるのでこの施設から脱出したい、と言う感じ。これがストーリーの大筋となるわけですが、今作はこれにあれもこれもといりもしない要素をとにかく盛っていく構成になってるせいで、とにかく話に無駄が多いです。
 ゾンビ薬の開発の経緯もよく分からん、なんでTレックスを対象に選んだのかもよく分からん、そして博士が主要都市にゾンビウイルスばら撒いてやろうといている行動心理もよく分からんと、とにかく今作では開発側のやりたい事が先行し過ぎて、ストーリーの整合性とかが完全に犠牲になっています。もうとにかく構成が雑。みていて腑に落ちない部分がとにかく多い、という感じ。
 また無駄なのは整合性や展開だけに留まらず、とにかく会話シーンをはじめとしたテンポが悪いのも大問題。基本今作の会話シーンは、本編に関係ない話をしているか喧嘩しているかの二択なので、見ているだけで退屈でイラつきゲージがどんどん溜まっていきます。これが序盤だけとかならまだ良いのですが、こんなのが本編の大半を占めるので、ぶっちゃけ見ていられない。それに伴い内容もスッカスカで、中身を圧縮すれば間違いなく30分で収まる内容を1時間半かけてやるわけですから、常にテンポが悪い、と言う状態になっていました。見る気が失せるとはまさにこの事です。
 と言うわけで総評ですが、とにかく退屈で面白くない映画、という評価に落ち着きました。ゾンビレックス自体の出来は悪くない部分も多いのですが、それ以上に本編が退屈すぎる。ストーリーの流れ自体がシンプルなくせに会話シーンは鬱陶しいくらいにテンポが悪いので、苦痛と言う言葉がぴったり似合う映画でした。マジで見なくて良いと思います。
 では、今回はこの辺で。ご視聴ありがとうございました。
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