今回レビューするのはこちらの映画。ネトフリで映画あさりしてたら見つけたやつで、タイトル面白そうだったので見たのですが、どうも漫画が原作らしいです。そして申し訳ないことにその漫画は読んだことないので、今回はあくまでも映画単体として見たときのレビューになります。原作ファン許して(謝罪)
特に原作漫画を読んでいなくても楽しめたので、見る際はこれ単体で大丈夫かと思います。
特に原作漫画を読んでいなくても楽しめたので、見る際はこれ単体で大丈夫かと思います。
では早速。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編からどうぞ。
【予告編】
【あらすじ】
“「…あのさ、まずはあたしと戦う理由を説明してくれないかな?」
解体屋の娘に生まれ、天涯孤独に生きる正真正銘の無類派スケバンの鋸村ギーコは、うぐいす学園に通う女学生である。
ある日、ギーコが追試を受けようと爽やかに学校へと向かう。
ギーコの同級生 碧井ネロは天才的なマッド・サイエンティストとしての能力を活かし、 クラスメイトを次々に改造していき自らの帝国を築きつつあった。
次々に襲いかかるネロの刺客たち!「…なぜネロが、ギーコを襲うのか?」
荒れ狂う学校! 果たしてギーコは無事追試を受けられるのか! ?
なんのこっちゃよく分からない! ハチャメチャな次世代エンターテインメントがここに誕生した!(あらすじ:Amazon商品ページより引用)”
ストーリー……C
キャラクター…B
アクション……B
設定……………D
キャラクター…B
アクション……B
設定……………D
総合評価………Bー
オススメ度……C
オススメ度……C
【良い点】
・なかなかキレの良いアクションを筆頭に見所多数
・頭を空にして楽しめるエンターテイメント映画として最適
【悪い点】
・控えめに言っても設定が意味不明
設定ガバガバ、その他GOOD、というようなかなり極端な映画です。もう話には突っ込みどころしかありませんが、そういう映画としてみれば問題ない出来栄え。設定なんて放っておいて、とにかくバトルを楽しみたい、というあなたにとってはオススメできる映画です。
【以下、ネタバレ注意!】
最近流行りの改造死体(パワーワード)
さて今作ですが、スケバンがチェーンソー片手に、改造死体という名の刺客相手に大立ち回りを演じ、ドッカンドッカンバトルして留年回避するために追試受けて、友情チックな演出も入れつつやっぱりドッカンドッカンバトルする映画です。そのシュールさは他の追随を許さない出来。
また、視聴後に調べていて知ったのですが、どうも今作は同名の漫画が原作の実写映画らしいです。お恥ずかしながら、私は原作漫画を読んでいないため、今回はあくまでもこの映画単体として見たときのレビューになる、ということをご了承ください。なお、特に事前知識なしでも問題なく内容は理解できましたので、今から見るという方もご安心ください。
それでは早速、今作の詳細な内容を見て行きましょう。まずは良い点からです。
今作の良い点は、アクションやストーリーはじめ見所に事欠かないということと、頭を空にして楽しむことができる、ということです。
この映画は題名からすでに分かるように、ぶっちゃけ内容なんて意味分からない部分が多々あるんですが、それを大体ノリと勢いとアクションで乗り切ってしまうのがまずすごいところ。チェーンソー持ったスケバンVS同級生を改造するマッドサイエンティストという、マトモな思考では考えつかないような構図をいきなり提示して来て、そこから突然改造された同級生たちをスケバンがチェーンソーでぶった斬りながら、落第しないよう追試受けるために頑張る、というシュール過ぎる超展開が繰り広げられても、もう勢いとアクションが面白いのでなんかついて行けちゃう。
特にバトルに代表されるアクション描写はなかなか特質すべきものがあり、開幕改造同級生とのバトル→全身爆弾の爆撃娘とバトルし、勝利を掴んだのもつかの間、忍者研究部にも襲われて……と、間髪入れずに敵がどんどん押し寄せて来て、そいつらをチェーンソー一本で主人公が爽快に薙ぎ倒す描写が続くので、考える隙を与えてくれない。そんな作品が今作です。
しかも、単に勢いとアクションで意味不明な内容をゴリ押しているだけかと思いきや、アクション的な見どころだけでなくストーリー的な見どころも意外とちゃんとある、というのも評価点。主人公のギーコが途中に出会う、自ら望んで改造された哀れな改造死体たちに対して説教垂れるところとか、スケバンとしての誇りやプライドを語る場面など、単なるシュールスプラッターアクション映画だけに終わらない見どころもちゃんと用意されており、多方面から楽しめます。
とまあ、ギャグでシュールかつ真面目でスプラッターアクションと、見所さん満載の今作。しかしまあ、控えめに言っても設定は意味不明の一言に尽きるので、そこは見ていて気になるやもしれません。肝心の改造死体とはなんなのか、なんで人間を改造しまくってるのにお咎めなしなのかとか、その辺に関する説明はほぼありません(『校則には同級生を改造してはいけないとは書いてないのでセーフ』という謎理論はある)し、全身改造されて人外な能力を持つ敵たちに対して、ただのスケバンの主人公が対等以上に渡り合えるのスケバンどんだけつえーんだよってなるしで、気になる部分は多々。
しかし今作には、「そんな些細なことどうでもいいわ♂」と思わせる魅力が詰まっているのも事実。ネーチャンがチェーンソー振り回し、その先になんか改造されたつえー敵が立ちはだかってドッカンドッカンバトルして、敵の親玉とチェーンソー対決して友情ドラマ織り交ぜてメデタシメデタシ。それを頭空にして楽しむエンターテイメント映画として、今作はかなり良い出来に仕上がっています。それでいいんじゃないでしょうか、いやいい。
というわけで、今回のレビューは以上になります。ちゃんと原作読んでから見るともっと楽しめるのだろうか、と思う部分もあるので、原作ファンの方から見た感想もお聞きしたいところでした。それでは。