「どんな映画にも、きっと良い点がある」をモットーとして、主にB級映画のレビューや紹介、おすすめ等を淡々と書いてゆくブログです。

フランケン・ジョーズ のレビューです(総合評価C)

(画像:Amazon商品ページより引用)

最近風邪でぶっ倒れてたので更新サボってました。

……本当はダンガンロンパV3してました。すいません許何。

CGガバガバすぎて草しか生えない。

レンタル版を字幕で視聴しました。吹き替えはないです。
【予告編】
【あらすじ】
1942年。第二次世界大戦の劣勢を打破する為、ナチスが極秘に開発していた生物兵器が破壊され、この失態でドイツは敗戦した。そして、現代。海辺の小さな町に突如巻き起こった鮫の襲撃騒動。町民は鮫退治に乗り出すが、彼らが見たのは世にもおぞましい人造生命体フランケンジョーズだった!(あらすじ:Amazon商品ページより引用)
ストーリー…C
サメの質……E
キャラ………C
設定…………D
総合…………C
オススメ度…D

【良い点】

・CGがガバガバすぎる(褒め言葉)
・意外に飽きない展開

【悪い点】
・設定もCGもガバガバ・前半がだるい

  良くも悪くもCGがガバガバすぎるのが持ち味のクソサメ映画です。サメのCGどころか潜水艦や水面に浮かぶ家屋などの切り貼りもあり得ないくらい雑で、素材とフリー動画編集ソフトがあれば作れそうなレベルのクオリティですが、それが逆に味があっていいんじゃないでしょうか(錯乱)
 後、ストーリー的には割と悪くないので、前半さえ乗り切ればなんとかなる映画です。

【以下、ネタバレ注意!】


賛 否 両 論 

 さて今作ですが、「こんなゴミみたいなCGの中身スカスカ設定ガバガバなクソサメ映画作って、自国のみならず他国にも輸出して視聴させるなんて、監督はクッソ楽しい充実した人生送ってんだろうな」ってなる映画です。こんな高校の文化祭レベルのCG使った映画輸入する金あったらもっと別のことに使え。
さて、それでは早速、今作の詳細な内容についてお話しいたします。
まずこの映画、ヒトラーがとある実験に興味を示しただのそれがフランケンシュタインの怪物を作る実験だの、まあよくある流れで幕をあけるのですが、この時に流れてくる潜水艦のCG、もうこのシーンだけで、この映画のCGのやる気のなさが存分に伝わってきてしまいます。もうね、ガバガバなんて言葉で片付けられるほど、生易しいレベルじゃないよ。
 そしてやはり、この映画は全編通して、しかもサメに限らず全てのCGの出来がそれはもう信じられないレベルの低クオリティー。例えばその一つ、海の上に建つ家。静止画で見ればそんなになのですが、この家何が問題かって、水面は動いてるのに水面と柱の境目は全くの不動なんですよね。それはもうね、違和感がすげーの。
  もちろん、建物がそんな出来ならサメの出来もお察しというもの。もうね、酷いレベルなんですよ。画面の上からペタッと貼り付けた感が凄いんですよ。しかも切り抜きした時の枠とか残ってたりするんですよ。biim兄貴かよ。

とまぁ、CGのクオリティーはこの程度しかない上、『サメのヒレが画面手前から奥に移動しているのに大きさが一切変わらない』など奥行きという概念が機能していないシーンが多々見受けられることや、雨降ってるのに服やカッパが一切濡れてないこと、銃撃シーンは腕を上下にブルブルさせてるだけで銃撃ってる感がゼロなことなど、正直言ってこの映画はBB素材とAVIUTLあれば素人でも作れる、と言っても良いほど映像的な出来栄えが酷いです。

しかし、このCGの酷さを逆手に取って、笑いを誘ってきやがるのがこの映画の汚いところ。もう、あまりにもありえないくらいに映像クオリティがガバガバすぎて(特にサメ)、後半にいくにつれて笑えてきてしまうんですよね。

 まぁ、単に酷すぎて笑えてくるってだけなら低評価の域を出ないただのクソ映画なんですが、これが意外にもストーリーが結構しっかりしてるのがツボなんです。後半は特に、目的が分かりやすいことやサメの襲撃がそこそこの頻度であること、また好戦的な村人を交えてのバトルが始まることなど、CGはクソながら見どころ自体は結構ちゃんとあって、悔しいけれど割と楽しめました。
 まあ、その分前半は結構かったるく、話がなかなか動かなかったりでダルい展開も多いんですけど、そこはクソみたいなCGを使って笑わせに来てくれるのが逆にありがたかった。後半は後半でガバガバCG&展開的な見どころも増えてくるなど、不本意ながら、本当に不本意ながら、割と楽しんで見てしまいました。前半さえ乗り切れば割となんとかなる映画だと思います。
 総評ですが、良くも悪くも、CGがクソすぎることがこの映画最大の持ち味として機能していたのが良かったと思います。これでCGが普通だったらよくある平凡なクソサメ映画の域を出なかったでしょうからね!
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