お疲れ様です、さがんです。
今回はですね、皆様ご存知あの名作漫画、「嘘喰い」の実写映画が公開決定され、情報が色々と開示され始めたんですけど、その内容がちょっと色々と語らずにはいられないものばかりだったので、軽く見ていきましょうよ、という感じのやつになります。
映画版公式サイトはこちら
1.嘘喰いとは
まずは「嘘喰い」を知らない方のために軽ーくだけ解説しますと、ジャンルはギャンブル漫画です。なんですがこの作品、よくあるギャンブル漫画と違い、頭脳戦だけでなく格闘戦も見どころとして組み込まれている点が特徴。この手の漫画には珍しく、物理的に手出しOKなギャンブルが多いのが特徴で、ものによっては頭脳戦以上に身体能力の高さがモノを言うギャンブルもちらほらとあり、そこが作品の魅力にもなっています。ヤングジャンプさんに掲載されているあらすじも貼っておきますね。
「嘘喰い」と呼ばれる謎のギャンブラー斑目貘。ひと癖もふた癖もある仲間達と共に並外れた頭脳と冷徹さで瞬く間に大金を手に入れていくが、その目的は何なのか!?
そして謎の組織「賭郎」とは……!? 智略と暴力が、嘘と真実が入り混じる賭博の世界――。最強のギャンブラー・斑目貘が、相手の嘘を喰い尽くす!!
(ヤングジャンプHP より引用)
各種漫画アプリでも配信されているので、気になられた方は無料分とか使って是非読んでみてください!
2.ところで、実写版大丈夫?
さて、ここからは今回発表された、実写版の話です。実は、実写化の話自体は結構前から出ていたんですが、詳細は不明なままでした。しかし最近、ポスターが公開されたり公式サイトが動き出したりとかし始め、情報がボンボコ出てくるようになった、というわけです。
それ自体は喜ばしいことなんですけど、これがまた情報を見ていけば見ていくほど、懸念点の塊みたいな内容ばっかりが目に入ってくる……。
懸念点1.ポスター
百聞は一見にしかずなので、まずはこちらをご覧ください。
「いやこれ、ジョン・ウィックのポスターと間違えてますよ」という、見た人の99割が思いそうなツッコミはとりあえず置いておくとして、注目していただきたいのはキャッチコピーです。
「嘘つくと、死ぬよ。」
いやすまん、そこは「あんた、嘘つきだね。」だろ常識的に考えて。私自身、嘘喰いは2回読んだものの、セリフを隅々まで覚えているわけではないので原作にこんなセリフあったんなら申し訳ないんですが、いやあったとしてもそんな印象的なセリフではないのは間違いないはず。なんでわざわざ変なセリフにすんの?
この部分は原作知らない方からすると、「セリフひとつで何をぐちぐちと」と思われるかもなんですが、嘘喰いと言えば「あんた、嘘つきだね。」と「カリカリ梅」は作品の代名詞、かつ何があっても外せない2大要素なんですよ。これをわざわざポスターに採用しないと言うのは、逆転裁判において成歩堂くんが弁護士辞めてるレベルの意味不明さ。
こういう「ファンならここは外せないよね」という要素をあえて外した、悪い意味で奇をてらったポスターを出してくると言うのは、「これ原作再現大丈夫なんか?」と不安に思わざるを得ないんですよね。なんでわざわざ変なことするの?
うーん、これは1アウト!
懸念点2 メイキング映像
さて、そんなポスター公開によりザワつく中、今度はTwitterでこれまた衝撃的な画像が流れてきて目を疑いました。それがこちら
なんやこれ… pic.twitter.com/CY5XKfxsWj
— ピンフスキー (@hideyosino) July 6, 2021
いやすまん、誰?
え、貘さんってこんなんでしたっけ? あれか、俺が原作読んだのが前すぎて、貘さんの性格とかを正確に思い出せていないだけなんですかね?
というか真面目な話、多分これギャンブルが佳境に入って騙し合いに決着がついた瞬間の、決め台詞的な場面ですよね? こここそ「あんた、嘘つきだね。」でいいんじゃないの? 何でわざわざ変なことさせるの?
なんにしても今作では、原作では見られなかった貘さんの新たな一面などが見られそうですね! そんなもん見せなくていいから(半ギレ)
うーん、でもまだ2アウト!
懸念点3.監督
最後の懸念点は監督です。今作の監督は中田 秀夫氏。中田監督といえば、「リング」「仄暗い水の底から」等、名作ホラー映画を生み出して来られた日本映画界の巨匠です。すごい、これは期待が高まりますね!
なお、中田監督が生み出した直近の映画作品はこちらです。
- 貞子
- スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼
- 事故物件 恐い間取り
どう見ても3アウトチェンジです、本当にありがとうございました。
3.希望
さて色々言ってきましたが、とはいえまだ詳細な情報は何も公開されていないので、現時点で「うーんこれはクソ映画! 駄作確定!」と言い切ることは絶対に出来ません。
確かに漫画原作の実写化は地雷作品が多いですが、それこそ最近だと、ポスターやビジュアルが公開された時点で滅茶苦茶に叩かれたものの、いざ蓋を開けてみたら意外と普通に良く出来ていてビックリした「がっこうぐらし」なんかもありました。
この嘘喰いについても、まだキャストは主人公しか公開されていないですし、原作のどの部分のエピソードをやるのかとかも分かっていないので、まだまだ面白くなる希望は大いにあります。
やるエピソードについては、まあ十中八九、廃ビル編でしょうけど、個人的にはハングマンとかラビリンスの方が好きなので大穴でそっち、もしくは売れて続編でそこも、と言うパターンに期待したいですね──あ、エアポーカーすこ民の皆様は、まずそこまで実写化は無理だと思うので諦めて、どうぞ。
まあともかく、あまり良いスタートダッシュ、とは行きませんでしたが、ここからの挽回を期待したいですね。