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【大怪獣のあとしまつ】久々に心惹かれる邦画が出てきたので軽く語りたい枠

お疲れ様です。さがんです。
今回はですね、先日Twitterで面白そうな映画の告知を拝見したので、期待を込めてご紹介していく感じのやつになります。早速なんですが、それがこちらの映画です。

大怪獣のあとしまつ

(画像:映画.comより引用)

 いや、このポスターやばくないですか。近年の邦画のポスターって、登場人物の顔をずらーっと並べただけの俳優ゴリ押しのゴミ、通称ブロッコリーが大流行している中、主演2人は背中だけ見せて、怪獣の死体の一部をドカンと出す、目を引く素晴らしいデザイン。私はまず、このポスターを見た時点でガツンとやられました

 加えて、怪獣との戦い系ばかりがフィーチャーされるこのジャンルで、あえて怪獣の死体処理に主眼を置いたことが一眼で分かる、実に分かりやすく簡潔なタイトル。このポスターとタイトルを見るだけで、あらすじ読まなくても大体の内容が分かる、というのはあまりに素晴らしいと思う(絶賛)

 もちろんこの「怪獣の死体の後処理をする」という発想自体は、そこまで斬新なものでもありません。古くから特撮ジャンルでは、そんな題材を扱った話自体はあったように思いますし、最近だとスパイダーマンのホームカミングとかも、異界から来た大型モンスターの死骸処理をするところから話がスタートしたと思います。漫画で言うと怪獣8号の導入もそう。

 しかし、もしこの映画が、映画一本の時間を丸々使って、怪獣一体の処理と真正面から真剣に向き合う、という内容の作品になるとすれば、これはなかなか前例がないことだと思います。どうも今作、原作はない&現時点だと詳細なあらすじや内容が分かる予告編はまだ公開されていないため、どんな話になるのかはまだ分かりません。ですが、これは期待せずにはいられないでしょう。

 個人的には、話のメインがいつの間にやら安っぽい恋愛要素にシフトしていくような展開だとか、映画後半で別の怪獣が出てきて主人公たちがそれを倒す、という普通の怪獣映画みたいな展開に逃げたりだとか、そういうありきたりかつ陳腐な方向には逃げないでいただきたい、と思います。あくまでも時間いっぱい使って、一体の怪獣の死体処理と真剣に向き合う内容を望まずにはいられないですね。

 個人的には、全国から専門家を集めて官民連携して処理に当たる様子だとか、解体作業を進める上で死肉に群がる害虫やら害獣やらが発生してそれの処理に時間を取られる描写だとか、住民たちとの衝突、ないし協力を描いたりだとか、処理した肉や骨をどうするだとかの、「時間いっぱい使わないと描写できないこと」を思いっきりやってほしいと思います。ノリとしては、シン・ゴジラ的な感じを期待したいところ。とりあえずは、続報に期待ですね!

 それでは、今回はこの辺で。ご視聴ありがとうございました。

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